フットサルに学ぶ、仕事のチーム。

フットサルに学ぶ、仕事のチーム。

あなたが、もし、

「会社のチームって
 何でこんなにまとまらないんだ。
 何かいい方法ないかな」

と思っているとしたら、

フットサルチームを
モデルに考えると道筋が見えてきます。

なぜか。

会社のチームでは、
目的や目標がはっきりせず
うわべだけの対応に
なってしまっていることが多いんです。

そこをフットサルのチームから
考えるとハッキリします。

スポーツチームから見えるチームの本質

会社のチームも
最近は多角化している影響で
小さいチームが
増えてきているのではないでしょうか。

そんなときに着目したいのが
スポーツのチームです。
チームビルディングが学べます。

スポーツだと
人数が多くないですよね。

フットサルは5人、
野球は9人、
サッカーは11人、
ラグビーは15人ですね。

ダブルスなどを除き、
フットサルはチームとして、
最小の人数ではないかと思います。

この最少人数のフットサルが
会社におけるチームと
同じ点が3つあるんです。

それは

①ポジション、役割
②メンバー特性でカスタマイズする
③チームのビジョン、コンセプト

です。

まず、①のポジションについてです。

フットサルのポジションは4つあります。
聞きなれないかたも多いかと思いますが、

・ゴレイロ (キーパー)
・フィクソ (ディフェンダー)
・アラ (ミッドフィルダー)
・ピヴォ (フォワード)
です。

しっかりとポジションが分かれています。
このポジションが分かれているからこそ、
それぞれのメンバーが活かされていきます。

あなたが、
どのポジションをするか、
決められるだけでも
やることがハッキリしませんか?

攻めればいいのか、
守ればいいのか、
どうすればいいかわからない中で、
ポジションだけ決まれば
なんとなくわかります。

そして、

このポジションで重要なのが、
何がメインでどこまでするのか、
役割を共通認識にすることです。

「自分のプレー範囲や役割は一つだけ。」
と思ってしまうとチームは回らなくなります。

例えば、

フィクソ(ディフェンダー)は
守備が役割と思ってしまいますが
攻めのときにはパス回しの中心です。

なので、

守備のときは積極的に動き、
攻撃になると自分の役目は終わり。

となると、
途端にチームが上手く回らなくなります。
チームとしてどんな動きを求めてるか、
知っておく必要があります。

これを会社で考えていくと、
課長と平社員4人だとします。

4人は皆、平等のような
扱いをすることがあります。
でも役割を与えた方がいいのです。

その役割もふんわりしたものでなく、
しっかりと明記する。

会社の場合、
役割が一つということはないと思いますが

それじゃ、
どこまでが自分?
という疑問を抱くことが多いです。
この疑問を少しでも減らしましょう。

ですが、

仕事でもフットサルでも
役割を超えて動いた方がいい部分も
もちろんあります。

これも役割が決まっていれば、
「あなたの仕事じゃないかもしれないけど、
 協力してくれない?」
と、言えるようになります。

続いて、
②メンバー特性でカスタマイズする
です。

ポジション、役割を決めるとき、
その人に合うようにするのが望ましいです。

しかし、

人は完全に一つの能力に
特化しているわけではありません。

ポジションにも求められる能力は
一つではありません。

だから、
一番すぐれている部分を活かして、
ポジション、役割を任せます。

でも、

苦手なことも出てきます。

完全な人はいないし、
他のメンバーを補える能力を
持った人もいるはずです。

だから、
足りない部分は
周囲がフォローすることで
チームが回ります。

フォローできるのが
チームで動くメリットです。

そうなるように
役割はカスタマイズすればいいのです。

決めたポジションに囚われずに
変更してしまえばいいのです。

フォローするのが得意な人もいれば、
苦手な人もいます。

このとき、
注意することは、
よくメンバーを観察して
コミュニケーションを取ることです。

観察して特性を見誤ると、
当然上手く回りませんが
コミュニケーションを取り
修正していきましょう。

それぞれのメンバーの特性も
チーム内で共有できるといいですね。

最後に、

③チームのビジョン、コンセプト
です。

これが一番重要です。

役割とメンバー特性でカスタマイズしても、
チーム自体の方向性が見えないと
不満を抱えることがあります。

例えば、
フットサルチームで
一人攻めるのが
ものすごく得意な人がるとします。

その人にボールを集めて、
点を取り、試合に勝つ、
という作戦だとします。

この場合、
不満が出ないときと出るときがあります。

どんなときか、

不満が出ない場合は、
勝つことが至上命題で、
攻めはその人に頼り、他の人で守る、
というチームである場合。

これは、
何が何でも勝つ!
勝つためにはこの方法が一番!
と共通認識になっているときです。

これであれば、
不満は起きにくいです。

逆に不満が出る場合は、
楽しみたい人が多いのに、
攻めるのは一人だけで、
他メンバーが守備ばかりしているときです。

「なんであいつだけが攻めてるんだ。
 こんな守備ばかりじゃ
 面白くないじゃないか。」

といった具合です。

チームのビジョンやコンセプトが
違うだけで、
全く抱く感情が変わってくるんです。

この部分を共有しておけば、
自分たちはどんな方針で動く。
それで今の活動があり、自分の役割がある。
と納得しやすくなります。

会社の場合も同じです。

課としてチームとして
どんなビジョンで動いていくのか、
見える言葉にしましょう

そうすることで
自分の役割は何のためなのか、
自分でわかるようになります。
この役割を認識できないと
どんなに貢献できることをしていても
実感として
湧きにくくなってしまいます。

いかがでしたでしょうか。
フットサルからみた
会社のチームへの活かし方。

こんなフットサルの視点で
チーム活動するのはいかがでしょうか。




この記事を書いた人

ジュン・ナカノ
ジュン・ナカノキャリアの専門家
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