『やめる』が、『大切』をつくる。

『やめる』が、『大切』をつくる。

あなたが、もし、

新しいことを始めたい。
けれど、
今までしていたことが
全て大事で、
優先順位を付けられない。

と思っているのだとしたら、

それって結局、
何も大切にできていません。

それに、
始めることばかりでは
時間が確保できず続きません。

だから、
始めることを決めると同時に、
やめることも決めましょう

全部『大事』は、何も大切にされない。

よく、会社では
今年はこんな新しい取り組みを始めよう。

という流れになるのですが、

実際に上司から、
○○の活動をしていこう。
という提案を受けました。

僕は、
新しいことを始めるのは
嫌いではありません。
むしろ、好きなほうです。

新しいことは希望を持って
望める気がするんです。

でも、
上司に優先順位を確認したところ、

「今までの活動は優先度が一番高く、
 下げることはできない。
 新しい活動の優先順位も高い。」

と言われました。

こう言われると、
優先度が高くても説得力がなく、
モチベーションは下がっていくし、

これまで優先度が一番高いことを
やれてるんであれば
新しく始める必要はない、
と思ってしまいます。

でも正直、
上司の言葉を
鵜呑みにしているわけではありません。

「上司は単純に
 優先順位が付けられていないんだ」

と感じています。

優先順位を決められないというのは、
決断力がないということであり、
本質が見抜けていないということです。

本質が見抜ければ、
やるべきこと、やらなくていいこと、
なんて簡単に判断できますね。
あとはやると決めるだけです。

優先順位が決められず、
全てが大事。

というのは

全てを大切にしていない。

というのと同じです。

通常、
会社であれば
現状の仕事で100%以上の
仕事を抱えている状態です。

そこに、

新しいことを始める、

となると

何かをやめてその時間をあてる、
(人員を増やさないのであれば)

ということを
セットでする必要が出てきます。

働いて残業している人に対して、
更に新しいことを始める、
これだけ伝えても、

「無茶だ。。。」

としか思いません。

しかも、
新しいことは今までとやり方がわかっている
仕事と違うため、
精神的なエネルギーが必要です。

しっかりと、
ここのバランスを取らないと、
始めても、

続かなかった。

となるか、
続いたとしても、

辛い。

となり、どんどん疲弊します。

だから、
新しいことを始めるという場合、
最初にフレームを作って埋めてから、
スタートするようにしましょう。

そのフレームは

『新しく始めること』

『やめること』。

フレームがあれば、
人間、埋めたくなるものです。

上司が新しく始めたいと
積極的に思う人であれば、
フレームをセットしまい、
やめることも選んでしまいましょう。

こんな視点で
行動してはいかがでしょうか。




この記事を書いた人

ジュン・ナカノ
ジュン・ナカノキャリアの専門家
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