コミュニケーション能力とは『相手を○○する力』

ここ数年、会社生活で
コミュニケーション能力(コミュ力)が
求められるようになりました。
でも
「コミュ力ってなに?」
と思いませんか?
自分のコミュニケーション能力が
低いと思った時に
どうしたら向上できるか
わからないと思うんです。
コミュニケーション能力を求められるのに
「その能力の上げ方はわかりません」
って無責任ですよね。
そこで
コミュニケーション能力は
”相手を深く理解する力”
と僕なりに考えました。
相手を理解する力があれば、
コミュニケーションを取った相手から
「話を聴いてくれる」
「思っていることをわかってくれる」
となり
コミュニケーション能力が
低いとは言われません。
コミュニケーションの意味
コミュニケーション能力を
Wikipediaで調べると11個の意味が出てきます。
- 言語による意志疎通能力(#言語学用語の「Communicative competence」を参照)。「コミュニケーション能力」という言葉は、元々は言語学の分野で用いられた学術的な用語であった。
- 感情を互いに理解しあい、意味を互いに理解しあう能力。感情面に気を配って、意味をわかちあい、信頼関係を築いてゆく能力。[1]
- 非言語的な要素(相手の表情、眼の動き、沈黙、場の空気など)に十分に注意を払うことで、相手の気持ちを推察する能力(非言語コミュニケーション)
- 上記の非言語的な要素により知った相手の気持ちを尊重して、相手に不快感を与えないタイミングや表現で、自分の感情や意思を相手に伝える能力
- 意思疎通、協調性、自己表現能力(厚生労働省による就職基礎能力の定義[2])
- 社会技能(ソーシャルスキル)。暗黙知。
- 上手にコミュニケーションを行うための体系づけられた知識、技術(コミュニケーションスキル)
- 合意(コンセンサス)形成能力
- 「論理的コミュニケーション能力」(自己の考えを論理的に明確に、相手に表現する能力)
- 会話のキャッチボールを上手く行える能力
- 企業が求人広告等で応募者に要求している「コミュニケーション能力」は、ビジネスシーンにおいて発揮が期待される精選された「折衝能力」「交渉能力」「説得能力」を指しており、必ずしも対人コミュニケーション一般を円滑におこなうスキルをもって満足するものではない
ー引用ー
「コミュニケーション能力」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
2016年9月1日 (木) 06:49 UTC
URL: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E8%83%BD%E5%8A%9B
多すぎですね。
もちろん
あなたが
「あの人はコミュ力が高いよね」
と言ったときに使う意味合いは
これらを11個を複合的に判断して
使っていると思います。
でも
そうなると11個それぞれについて
能力を伸ばさないといけないのか
と思ってしまいますが
そんなことはありません。
相手を深く理解する力
がコミュニケーションにとって
一番必要なことです。
深く理解する
日本人は特にですが、
聞き手責任の文化のため、
情報を省略して
話す傾向にあります。
普段の会話から
自分が必要だと思う部分を残して
情報として渡します。
また、
同じ言葉からでも
人によって
異なる解釈、理解、感じ方をする
という特徴もあります。
こうなると
話し手は情報を正しく伝えたと思い、
聞き手は情報から自分の解釈で
理解をしていくわけです。
見事に
話がかみ合っていない構図になりますね。
極端にかみ合っていないような
全く違った捉え方をしていることはない
と思いますが
100%同じ捉え方をしている
ということもないでしょう。
けれど
相手のことを
より深く理解できたときの
メリットを考えてみましょう。
社内であれば
上司、同僚の求めていること、
本当に言いたいことが正確にわかります。
プロジェクトであれば
問題点を共通理解できます。
顧客であれば
本当に望んでいることがわかります。
このように
相手の話を表面的ではなく
深く理解することができれば
社内でも社外でも
本質的なニーズが
掴めるようになります。
理解するための3つの力
では相手を深く理解するために
必要なことはなんでしょうか。
僕は次の3つだと思います。
①具体化する力
②素直に聞く力
③事実を捉える力
①の具体化する力ですが
前述した通り、
話し手は情報を省略します。
その情報を補い、
相手の話を食い違いなく理解するために
話が具体的になる必要があります。
理想は
聞いた話が頭の中で
イメージできるまで
です。
イメージ化できたということは
省略されている情報に気付き、
足りなかった情報をほとんど引き出せた
ということになります。
必要な情報を質問することで
具体化していきましょう。
②の『素直に聞く力』ですが
相手を理解するときには
自分の常識を捨て、
色を付けずに
聞ける素直さが必要です。
「常識」は思い込みに近いです。
自分の常識と
相手の常識は異なります。
人は常識によって
異なる解釈をしてしまいます。
異なる解釈をすると
当然相手の伝えたいことは
意味が変わってしまいますね
もちろん
話を聞いていて、
「違くない?」
と言いたくなることがありますが
その場合には
「なんでそうしたの?」
と理由を聞きましょう。
解釈は人それぞれなので
基本、正解はありません。
自分の色を付けないことで
相手の話を
そのまま受け取ることができます
③の『事実を捉える力』ですが
話している際に
事実と解釈を
しっかりと区別できない
傾向にあります。
なので
話をそのまま聞いていると
「実際に起きたこと」
なのか
「思っただけ」
なのか
わからなくなります。
話を聴いて、
事実を事実として捉えられると
事実→考えの
流れが見えてくるので
求めていることがわかってきます。
これら3つのことができると
情報を理解できる
相手の話・考えをそのまま理解できる
事実→考えで求めていることがわかる
相手を深く理解することができますね
まとめ
コミュニケーション能力は
”相手を理解する能力”
であり、
①具体化する力
②素直に聴く力
③事実を捉える力
の3つを使うことで
相手を深く理解することができます。
3つの力は毎日実践すれば
伸ばせる力なので
試してみてくださいね
こんな視点はいかがでしょうか(^^)
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