数字の持つ力

数字の持つ力

会議で発言しようとしても
なかなか自分の意思が固まらない。

思うことは色々あるけど
上手く伝えられるか心配。
そんなことはありませんか?

外国人からみると
日本人の会議で発言しない消極的な姿は

思考が浅く、意見を持っていない、
という認識になるそうですね。

こんなことを言われると、
「ちゃんと考えてる。
 場の空気を考えて言わないだけ。」

と反発したくなりますが、
私自身、
日本人は思考が
浅い傾向にあるのではないか
と思っています。

別に日本人が劣っている
という話ではありません。

中国人との会話

以前、中国人と雑談していたときに
「日本で自動車のシェアは
 どこがトップで何%なの?」
と聞かれましたが、
その時は全く答えられませんでした。

雑談でそこまで細かく聞いてくるのか!
という衝撃を受けたのを覚えています。

普段、日本語を使っていると
なんとなくの説明で、
相手が察してくれ会話が成立します。

外国人は文法上、
こういった数値を普段から
会話で使用しているのでしょう。

数字の説得力

物事を見るときには
数字をチェックしましょう。

全部の数字を捉えるのは難しいですが
ざっくりとでも捉えるだけで
説得力が変わってきます。

日本の自動車業界でいえば、
シェアトップはトヨタで46.1%ですが

A.「トヨタがトップで46.1%、
  2位が日産で12.5%、
  3位がホンダで10.8%、、、」

B.「トヨタがトップで50%いかないくらい。
  2位、3位は10%くらいずつ。」

C.「トヨタがトップだけどかなりのシェア」

一番伝わるのはどれでしょうか?
もちろん、Aであれば申し分ないです。
プレゼンなどではここまでのデータがあると
疑いようがなくなりますね。

Cの「かなり」では伝わりませんね。
伝わったのは
トヨタが
トップ
ということだけです。

Bは正確ではないですがかなり伝わります。
約50%のシェアがあるということは
他のメーカーを
引き離しているという印象を持ちます。

細かいところまで
覚えるのは大変だと思います。
まず
は自分が覚えられる範囲で構いませんので
数字を織り交ぜて
説明してみてはいかがでしょうか。
繰り返すことでロジカル思考も身に付きます!




この記事を書いた人

ジュン・ナカノ
ジュン・ナカノキャリアの専門家
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